こんにちは。キリスト教関係のWEBまわりのなんでも屋になりつつあるLampMate(ランプメイト)です。
WEBサイトを運営してるんですが、もっと検索されたいので対策したいのですが…
という悩みを抱えている方に向けて、ここでは比較的すぐできるSEOを4つ紹介します。
ここでお伝えしていることは、WordPressのWEBサイトだけでなくて、Noteやはてなブログなどのブログサービスでも使えますので、参考になれば幸いです。
教会ホームページ運営者の方でこのページに迷い込んだ方がいらっしゃったら、最初にお伝えしておきたいことがあります。
それは、「教会がホームページをお持ち」ならば、教会の外向きの発信はすでに100点である、ということです。
今からお伝えすることは100点を150点にするための施策です。「150点にしたい!」という方はぜひチャレンジしていただけたらと思いますが、そうでない方はご無理のない範囲でよろしくお願いいたします。
もくじ
基本理念「SEO対策とは隣人愛の体現に他ならない」という事
SEOというのは、「検索エンジン最適化」なので、『検索エンジンの基準により則ったWEBコンテンツを優遇しますよ』ということなのですが…
現在、多くの方が使っている検索エンジンである「Google」は、優遇するコンテンツの基準第1項目に
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。(Google が掲げる 10 の事実)
という理念を掲げています。
つまり、「ユーザー最適化を目指すことで、検索エンジンの評価も上げますよ(上位表示されやすくなりますよ)」ということです。
ユーザー最適化というのは、聖書に馴染みのある人間からしてみると「ユーザーを隣人として考え、そのユーザーが使いやすいように工夫する」と言い換えられるのではないかな…と思います。
とにかく複合的な要因がからみあっていて、何か「コレ」ということをすればよいわけではないSEO。細かいノウハウを試作する過程で理念を見失って本末転倒…とならないように、基本理念として「隣人愛」ということを頭の片隅に入れておくと、後々の面倒ごとを回避できる可能性がグンと上がります。
前提:アナリティクスとサーチコンソールは入れておくこと
アクセス数を自分でわかるようにしておくと、
・WEBサイトの課題が見つけやすく、対策が練りやすい
・施策の効果測定ができて、モチベーション維持につながる
などのメリットがあります。
解析ツールは、とりあえず
・Googleアナリティクス
・Googleサーチコンソール
を入れておけばOKかと思います。
では、いよいよ具体的なノウハウの話に移ります。
①「タイトルは内容がわかるもの」にする
もし10記事以上のブログ記事がありましたら、ためしにタイトルを「リライト(手直し)」してみてください。おそらくアクセスが顕著に変わると思います。
(変わらない場合は「話題にそもそも需要がなかった」可能性があります。その場合は次のステップに進みましょう!)
例として、ブログなどでよくある「ちょっと変えた方がいいかもしれないタイトル」を紹介してみます。
もし芸能人や有名インスタグラマー・TikTokerなど「その人自身のファンが多い」という方の運営するコンテンツであれば、こういったタイトルでも問題ありません。けれど、多くの場合は違うと思います。(まして「教会」であるならば、なおのこと…)
「検索されるように施策する」ということは、「自分たちを知らない人に読まれる工夫をする」ということですから、『自分たちに対して信用も好感度も0に近い人が見るんだ』という意識が必要となってきます。
では、その「工夫」とはなんぞや?というと、たとえば「この記事は『何について』『どの程度』書かれてるあるのか?」がわかるタイトルにする、といったことです。
「タイトルは内容がわかるものにする」というのは費用対効果のとても大きい(かける労力の割に返ってくる成果が大きい)WEBライティング技術のひとつです。
具体例
いい感じの例に恵まれたので、一つご紹介させてください。
たとえばカトリックのWEBメディア AMORさんの記事。
タイトルは「二つの新しい聖書」です。
このタイトルから、どのような内容かを想像してみてください。正直なところ、私は
二つって、何と何を指しているの?
二つの共通点の話なの?
二冊の編集者の話題なの?
もしかして価格の話し?
キリスト教徒としての歴が長い人に向けた解説記事?
キリスト教に馴染みのない人に向けた紹介記事?
と思ってしまいました。
内容は『聖書 新改訳2017』『聖書 聖書協会共同訳』を比較してみた、というものです。
二つの新しい聖書 | AMOR
二つの新しい聖書の翻訳が刊行されているので大枚をはたいて購入した。 一つは、『聖書 新改訳2017』(新日本聖書刊行会訳 いのちのことば社 2017年10月刊)である。この聖書の帯には、 「最新の聖書学に基づく翻訳 原典に忠実+自然な日本語」 1.聖書学の進歩を反映 長年の研究に踏まえ、最新の底本に基づいて訳文を変更 2.原典に忠実 新改訳の特徴である”原文が透けて見える”翻訳を継承 …
画像があると「新改訳と聖書協会共同訳を扱うのだろうな」ということが分かりますが、そもそもGoogleなどの検索結果で画像が表示されるとは限りません。
(※遠くから陰口たたいているわけではありませんのでご了承ください。知り合いのAMOR編集者に連絡を取って説明済みです。)
AMORさんはローマ教皇庁における福音宣教省の「カトリックメディア協議会」が母体となって生まれた別組織のマガジンという事もあって、カトリック内に確かな読者がいらっしゃるので、おそらくこのままで問題ないと思われます。
ただ、もしタイトルに「新改訳2017」や「聖書教会共同訳」といったキーワードを入れると、『掲載媒体を知らない知らない層からの検索流入も増える』可能性が上がります。
続いてこちらは、タイトルを変えていただいた記事です。
聖書とは?――伊藤計劃『虐殺器官』を補助線に | AMOR
石原良明 …
最初は「聖書とは?」というタイトルでした。
この「聖書とは?」というタイトルから、どのような内容だと想像しましたか?
「聖書とは?」というタイトルで、聖書の歴史や考古学的解説を期待してクリックしたけど違った。
という方もいらっしゃったかもしれません。
そこで、この記事の特徴である「伊藤計劃」「虐殺器官」というキーワードを入れて欲しいと提案したところ快諾いただきこちらのタイトルになりました。
クリックする前に「聖書をどのような切り口で書いた記事か」が分かるので、ユーザーとの不要な摩擦が減らすことができます。
コチラ ↓ は私たちの企画のひとつである「いつかみ聖書解説」のある記事のビフォーアフターです。これは「あるタイミングでタイトルだけリライトしてみてみたビフォーアフター」です。
もともと検索量の多いキーワードでもないのでドーンと増えたワケではないですが、それでも確実に訪問者が増えているのがわかっていただけるかと思います。
「タイトルは内容がわかるもの」にするという小技、ぜひお試しください。
→ブログタイトルの付け方:11の題名テンプレ&事例も紹介(士業の学校)
→記事タイトルにキーワードがない?ブログの自動販売機化は無理ですよ。(クロネのブログ講座)
②「見出し」を使って階層化&検索されたいキーワードを意図的に入れる
見出しを作る意味とその作り方(WordPressブロックエディター)
③内部リンク
もう一つ、PV(ページビュー)の数を上げる方法があります。
少し面倒ですが、「この記事を読んだ人はこの記事もおすすめ」といったリンクを置くとPV数が上がります。理由はカンタン、回遊率が上がるからです。
同時に、Googleが「これは読み手に優しいWEBサイトだな」と判断し検索結果の順位もあがる可能性があります。
内部リンクを貼る作業をすると「タイトルで内容がわかる」ということの重要さを感じていただけると思います。
そのため、内部リンクの設置だけでなく「タイトルの手直し」も併せて進めると良いと思います。
具体例
少し専門的ですが、「根本的に知りたい」という方は↓なども参考になるかもしれません。
個人的には「関連記事を末尾に紹介していく」というのでも良い気もします。
「きょういち!」の架空教会テンプレートで作ったホームページで内部リンクを作る場合は、URLをコピペするだけです。
「内部リンクの設置」、良ければお試しください。
「内部リンク」の究極系体『WEBサイト内まとめ記事作成』
④「メタディスクリプション」を編集して、検索結果を変更する
「メタディスクリプション」という言葉があります。詳しくは以下のURLなどをご覧ください。
(これは、じっさいにある教会から「検索されるようになりたい」というお悩み相談をいただいたときにおススメしたことです)
これもまた「読み手への優しさ」…つまり隣人愛を意識するとなるといじるべき箇所のひとつです。
上記リンク先の方の観測内には「最大で『タイトルのクリック率』が2%も上昇する記事もある」とのこと。こちらもまた1分たらずでできることなので、ぜひチャレンジしてみてください。
(古いサービスだとメタディスクリプションがいじれないWEBサイトもあるかもしれません…)
ここに入れるか未定
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